オンプレミスおよびクラウドにまたがった企業のWebシステムを、
安全・シンプルに利用できるリモートアクセスサービス
製品・サービス概要
Webアクセスに特化したリモートアクセス製品・サービスです。
VPN機能内蔵のセキュアブラウザ「Soliton SecureBrowser」(ソリトン セキュアブラウザ、以下SecureBrowser)により、「社内へのリモートアクセス環境」、「クラウドアクセスのセキュリティ強化」、「端末からの情報漏えいの防止」の3つを同時に実現します。
デジタル証明書による端末認証で、社内やクラウドのWebアプリを安全に利用できます。さらに、Webアプリの閲覧ファイルやデータのキャッシュは自動消去され、端末にデータが残りません。
働き方改革にもピッタリな機能!
働き方改革を実現する際に便利な機能を追加しました。
接続可能時間帯の設定
リモートワークを実施する際に課題となるのが、労務管理。
8:00-20:00など、接続可能な時間を設定することで、長時間労働をさせない運用が可能です。図:接続可能時間帯の設定例- 接続可能OSの指定
BYODでも、管理者が評価していないOSの利用はトラブルの要因となるため制御したい、と考える管理者様は多くいらっしゃいます。
例えば、PCは「Windowsは許可/Macは不許可」、スマートフォンは「iOSは許可/Androidは不許可」など、利用可能なOSを指定することが可能です。 - アドレスバー内の編集制御
アドレスバー内のURLの変更・コピーを制御します。
管理者が許可していないページへは、アクセスさせません。 - クイックアクセス(初期表示)画面の固定
クイックアクセス画面の表示内容を固定します。
アドレスバー内の編集制御機能と組み合わせることにより、管理者が利用させたいページのみを閲覧させることができます。
特長
VPN不要。即座にWebアプリへアクセス
利用者は、それぞれのOS毎に用意されたVPN機能搭載ブラウザアプリ SecureBrowserを立ち上げてログインすることで、いつでも、どこからでも、社内・クラウドのWebアプリを安全に利用できます。
- スマートフォン用
- PC用
端末にデータが残らない
SecureBrowserはシンクライアントのように端末にデータをのこさず、安全に、グループウェアやWebメール、その他Webシステムを利用できます。
- 他アプリとのアクセス制御
- 他アプリとのコピー&ペースト・ファイル受け渡し制御
- 他アプリ・保存領域へのファイルダウンロード制御
- 事前に用意された安全な領域へファイルをダウンロード
- 利用終了時または特定のタイミングでデータ削除
クラウドも社内もアクセス経路の一本化
SecureBrowserでWeb通信を行う際は、必ず専用のゲートウェイ「Soliton SecureGateway」(ソリトン セキュアゲートウェイ、以下SecureGateway)を経由します。
これにより、社内のセキュリティポリシーを提供した上で、利用者は社内・クラウドを使用できます。
クラウドサービス側で接続元を社内/SecureGatewayのIPアドレスに絞ることで、社外からのリモートアクセス経路をセキュアブラウザに一本化することも可能です。
IPアドレス制御を持たないクラウドサービスの利用においては、他社のSSO/IPアドレス制御サービスと組み合わせることで、同様の安全なクラウド利用環境が実現できます。
いつものWebアプリをフル活用
SecureBrowserは、OS標準ブラウザでWebアプリにアクセスしている感覚で、Webアプリの全機能をご利用いただけます。
ブラウザエンジンはOSから提供されているものを利用しているため、様々なWebアプリを閲覧でき、利用システムに左右されない安全なWebアクセスインフラを提供します。
シンプルで、快適なリモートアクセス
SecureBrowserからのWebアプリの利用はとても快適です。
SecureGatewayでは、コンテンツ変換等の処理は行っていないため、ゲートウェイでのレスポンス低下は殆どありません。また、HTML5やJavaScript等による動的なWebコンテンツも表示できます。
SecureBrowser(iOS/Android)をログアウトせずに終了させた場合の2回目以降の利用では、起動時にパスコード・パターン、Touch ID・Face ID(iOS)によるロック解除(簡易ログイン)が可能です。
OfficeやPDFドキュメントも、安全に閲覧可能
SecureBrowserは、主要なドキュメントについて専用のビューアーを内蔵しています。ドキュメントのファイルは他のアプリケーションに渡されることなく、SecureBrowser内の安全領域で表示されます。SecureBrowserのデータが消えるタイミングで閲覧していたドキュメントのデータも消去されるため、安全にWord、Excel、PowerPoint、PDF、DocuWorks文書等のドキュメントの閲覧が可能です。(DocuWorks Viewer Lightと連携)
Officeビューアーが入っていないAndroid端末やWindowsでも、ドキュメントの閲覧が可能です。
OS | Viewerの種類 | 閲覧可能ファイル |
---|---|---|
Windows | SecureBrowser内蔵ビューアー | MS Office*、PDF*、ZIP*、DocuWorks等 |
Mac | MS Office、PDF等 | |
iOS | MS Office*、PDF*、ZIP*、DocuWorks等 | |
Android | MS Office*、PDF*、ZIP*、DocuWorks等 |
※すべてのファイルを正しく表示することを保証するものではありません。導入前に評価いただき動作をご確認ください。
柔軟なセキュアブラウザの動作制御、ブックマークの配布
SecureGatewayでは、SecureBrowserの様々な制御が可能です。
詳細は、「Soliton SecureBrowserサービスサイト」ページ最下部にあるカタログをご確認ください。
- セキュアブラウザの動作制御
- 接続先URLのコントロール
- 利用先Webアプリのブックマーク配布
不正ユーザー/デバイスの排除、豊富なセキュリティ機能
SecureBrowserを利用する際には、ID・パスワードによる利用者認証、 デジタル証明書による端末認証を行うことで、不正ユーザー/ 端末からのアクセスをブロックします。その他、アクセス先URL制御やブラウザの動作設定などのポリシーも設定可能です。
- セキュリティ機能
- デジタル証明書による端末認証
- ユーザー認証(Active Directory、RADIUS、LDAP/LDAPS)
- アクセス先Webサイトの制限
- アクセスログの記録