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2024.08.30

働くあなたに伝えたいこと~おじさんのつぶやき最終回『さよならの向こう側』~

おじさんブログ

読者のみなさま、こんにちは。
2020年9月から始まった『おじさんブログ』ですが、とうとう今回で最終回となりました。
この4年間、歯に衣着せた(「歯に衣着せぬ」ように見えて、実は結構オブラートに包んだ表現にしていました)勝手なことばかり書いてきましたが、最後もガツンといかせていただきます。
みんな大好き「ガツンとみかん」。(棒アイスです)

子供の頃の私は、なんの根拠もない全能感に満ちていた気がします。
どんなものにでもなれ、なんでもできると思っていました。
小学生の時に見ていたテレビ番組に「新造人間キャシャーン」というアニメがあり、番組の最後に「キャシャーンがやらねば、誰がやる?」というナレーションが毎回流れていました。私はそれを聞く度に、『俺がやるー!』とテレビに向かって叫んでいました。いつか目の前に本当のヒーローが現れないかなあと期待して。

そんなノーテンキな子供も大人になるにつれ、だんだんと『俺ってふつう?』と気づいてきて、今は『自分は、なんて立派な普通のおじさんなんだ!』としっかり自覚しております。

実は社会人になってからもヒーローに会いたい願望は消えず、人生の師匠というかメンターというか、将来自分が目指すべき理想の人物がどこかにいないかなあと探し求めていました。
仕事をしていく中で、この人のこの部分は凄いなと思う方も何人かいましたが、全面的に全人格的に心の底から凄いな、尊敬できるな、この人には絶対敵わないなと感じる人には、なかなか出会えませんでした。
そこで考えたのは、歴史上の偉人と言われる人たちの生き方を参考にしてみよーでした。まだ見ぬ何かに、まだ見ぬ誰かに出会えるかもしれないと思って、その人たちの本を片っ端から読みました。
結果、確かに凄い人はたくさんいましたが、凄すぎてとても真似できそうもありません。偉人なだけに、偉人すぎて凡人の私にはムリーと感じました。

次に、じゃー偉人伝というノンフィクションではなく、小説というフィクションの世界ではどうだろうと思い始め、捜索開始。
これはかなり効果がありました。いろいろな本に出てくる登場人物たちの生き方や考え方は、私の視野を思いっきり広げてくれたと思います。私の人生の一部は、これまでに読んできた本で造られています。感銘を受けたり、涙したり、感じること、参考になることはたくさんありました。しかーし、何にでも効く万能薬的な、1人の人間が全てを兼ね備えている、完全無欠なスーパーヒーロー的人生の師匠は見つかりませんでした。

人間なんてそんなものだよ、神様じゃーないんだもんって話で落ち着くのでしょうか?
いやいや、本当はいるんだけど私に認識する認知力が無いだけだったのか?
あなたの周りには自分にとっての絶対的な人生の師匠は、いますか? もしいたら、会ってみたいのでぜひご一報を。

ここで最近ふと、気づいたことがあります。もしかすると既に私は探す方ではなく、探される方、すなわち誰かにこんな人になりたいと目標にされるような立場の歳になっているのではないかと・・・
浦島太郎の玉手箱的な感じ?

さて私は、誰かのお手本になれたでしょうか?
おもわず後ろ指をさされるぐらい、あの人みたいになりたいと思われたでしょうか?
まあーないか。

最後に、「あいつは、言うこととやることが違うじゃん」って言われないように、自分に対してプレッシャーをかける意味も含めて、今までこの 『おじさんブログ』 にいろいろ書いてきました。書いたことはなるべく意識して実行してきたつもりです。そしてこれからも続けます。

今回、60歳になるのは生まれて初めてですが、60歳の定年を迎えて感じたことは、定年でない人たちにとっては他人ごとなので、私が去った後も今までどおりの日常の仕事が普通に続いていくんだなあーと、ちょっとさみしく、しみじみ思いました・・・。
でも、これで終わりません。ここからまた新しい物語が始まります。
生きていくのは辛くて苦しいことばかりで、楽しいことなんてたまにしかなくて、ほんと大変ですが、それでもやっぱりこの世界は素晴らしい。

今後のブログおじさんの活躍は、個人のブログにアップしていく予定です。興味のある方はこっそりご招待いたしますので、乞うご期待。

34年間のサラリーマン人生の中で出会ったすべてのみなさま、今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
これからはCCSの1ファンとして応援していきます。
さようなら。

【今日の格言】
「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」 アメリカ陸軍元帥 ダグラス・マッカーサー。

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引退ラストコンサートで最後にステージにマイクを置いて舞台をおりた山口百恵のように、ノートパソコンを閉じその上にそっとマウスを置き、静かに去っていく赤いちゃんちゃんこを着た初老のおじさんより (「さよなら」がしつこくてすみません)

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