こんにちは!
7月26日に千葉銀行主催の『自治体DX推進見本市&DXセミナー』が開催され、その中で当社は自治体様向け生成AIセミナーに登壇しました。予想以上の反響で満員御礼となり、急遽席を増設するほどの盛況ぶりでしたので、今回はセミナーでお話しした内容をお伝えします。
セミナーのテーマは『生成AIを活用した自治体業務の効率化』です。昨今、高い注目を集めている生成AIですが、自治体業務にも活用することができます。例えば、書類の作成や校正に利用できますし、他にも情報検索や問い合わせ対応など色々と利用できます。その生成AIを上手く活用することで業務効率化を図ることができます。
まずは、生成AIの概要や種類、メリット、そして利用におけるリスクについてお話ししました。
生成AIは大量のデータを自動的に処理し、迅速かつ正確な結果を提供することが可能です。これにより、業務の効率化や生産性の向上が期待できます。
また、テキスト生成、画像生成、対話システムなど、さまざまな生成AIが存在します。それぞれの種類によって、活用できる業務領域や効果が異なるため、適切な選択と活用方法が重要です。
とても便利な生成AIですが、リスクも存在します。セミナーでは、その情報漏洩リスクについて触れ、適切な対策例をお伝えしました。安全な活用法を確立することが、生成AI導入の鍵となります。
次に、自治体における生成AIの活用事例を、庁内向けと住民向けに分けて紹介しました。庁内向けの活用事例では、自治体特有の文書の作成やその他の自治体業務での活用方法をご紹介しました。これにより、従来の手作業にかかる時間やヒューマンエラーのリスクを大幅に削減できます。
住民向けの活用事例では、生成AIを活用した問い合わせ対応などをご紹介しました。24時間365日いつでも回答を提供することができ、住民の満足度を高めることができます。
最後に、当社が開発しました(一部機能はまだ開発中ですが)生成AIサービス『C-chat support』を利用したデモンストレーションで実際の活用事例をご紹介しました。
プロンプトの活用デモでは、市長あいさつ文の作成における、プロンプトを使用しない場合とプロンプトを使用した場合の違いをご覧いただきました。プロンプトを使用しない場合は、AIが自動的に市長あいさつ文を生成し、プロンプトを使用した場合は、キーワードやフレーズをもとに市長あいさつ文を生成しました。プロンプトを利用すると、一瞬で精度の高い文章を生成してくれます。私が同じレベルの文章を作るとしたら何時間かかるんだろう...。
庁内ナレッジの活用デモでは、就業規則などの規程を生成AIシステムにアップロードし、結婚した時の手続き方法を生成AIに質問して回答してもらうデモをご覧いただきました。
結婚や引っ越しの時、会社に何を手続きするのかわからないことってありませんか?当社では普段行わない手続き方法が、規程などに書かれていないことが多く、最終的に人事総務部に教えてと聞きに行くことがよくあります。知りたい人も教える人も手間がかかりますよね。
けれども、このナレッジ活用を利用すれば問題が解決します。手続き方法を知っている人がテキストなどの電子ファイルに箇条書きして、生成AIシステムにアップロードするだけで、知りたい人が手続き方法を調べる時間も減りますし、毎回教えていた人の時間もなくなります。更にナレッジの属人化の解消にも繋がりますよね。当社でも早く対応しないと!
30分間のセミナーでしたので伝えきれないこと(私の説明が下手なこともありますが...)もありましたが、自治体の皆さんにとって、生成AIの活用が業務効率化に繋がる一助となったことを願っています。 生成AIは、未来の業務効率化を切り拓く重要なツールです。今後も進化を続ける生成AIに注目し、自治体業務の効率化に役立てていただければ幸いです。
今回は自治体様向け生成AIセミナーのお話をしましたが、自治体様に限らず、生成AIにご興味がございましたら当社にご連絡ください。生成AIでこんなこと出来る?というご質問だけでも構いません。少し前から色々な生成AIのアイデアが出てきていますが、これからもっと新しいアイデアが出てくると思います。そして、その新しいアイデアが一番生まれやすいのは、実際に業務に従事している方です。ちょっとしたことから素晴らしいアイデアが生まれるかもしれません。そのようなアイデアから、私たちは皆さんと一緒に新しいサービスを作っていけたら嬉しいです。
最後に、実はこのブログも8割は生成AIに作ってもらいました。生成AI、なんて便利なのか!!!